相変わらず宅飲みを続けていた私たち。 回を重ねるごとに心も体も距離が近づいているのがわかった。 この頃夫とのオープンリレーションシップは始まっていたし直接的な言葉にはしないものの彼からの好意にも気が付いていたけれど、私は大好きな親友を失うこ…

3月11日といえば、あの恐ろしい震災があった日。 いつの間にかテレビのニュースで見なくなり、CMも通常通り流れるようになり、私は海外に引っ越してしまったから尚更あの日のことを思い出す機会が少なくなりました。 でももうあっという間に10年がたっていた…

2年間の空白を埋め、再び頻繁に会うようになった私と彼。 でも昔と同じように、会う時はいつも外で昼間で、夜にご飯食べたり飲みに行ったりすることは一度もなかった。 それが変わったのが再会から3ヶ月たったある日。 彼の友だちの結婚パーティーに一緒に行…

彼が彼女と別れた年の冬、いよいよ彼がスウェーデンに戻って来ることになった。 その頃私はフルタイムで働きつつスウェーデン語の勉強も続けてたりして彼との連絡はあまり取れておらず、彼のことはほんの少し頭の片隅にあるくらいだった。 彼の方も、スウェ…

私と彼が語学学校で出会った3年程たった頃、彼が南米へ引っ越すと言い出した。 彼のブロンドスーパーモデル級彼女は当時大学生で、南米文化だかスペイン語だかを勉強していて南米のどっかの大学に留学するからそれに付いていく、と。 悲しかった。 異国の地…

Messengerから少しずつ仲良くなっていった私と彼。 でも当時の私は新婚で夫とラブラブの時期だったし、彼は彼で金髪で長身のスーパーモデルみたいな彼女がいたし、何より言葉がまだ十分に通じてないから友だち以上の関係になることはなかった。 彼は日本に行…

彼とのファーストコンタクトは語学学校が始まって最初の冬だった。 スウェーデン語のコースが始まったのは夏の終わりだけど、スウェーデンの冬はあっという間にやってきて、その年の11月には既に雪が降り積もっていた。 こちらの人は雪が降っても自転車に乗…