【オープンリレーションシップ】彼との馴れ初め⑤【彼と私の話】
彼が彼女と別れた年の冬、いよいよ彼がスウェーデンに戻って来ることになった。
その頃私はフルタイムで働きつつスウェーデン語の勉強も続けてたりして彼との連絡はあまり取れておらず、彼のことはほんの少し頭の片隅にあるくらいだった。
彼の方も、スウェーデンに戻るからと言って私に頻繁にコンタクトを取ってくることもなかったから私のことそんなに考えてなかったのかも。
彼がスウェーデンに戻って来る日、彼のインスタストーリーに空港でのチェックインの様子が載せられてた。
その画像に対して『もうすぐだね!待ってるよ!』とコメントしたら半日後に『ただいま!』と返信が来た。
彼が本当に戻ってきた。
彼と私が再会したのは彼がスウェーデンに戻ってきて約半年がたった頃だった。
連絡はたまーーーに取り合っていて、久しぶりに会おうかっていう話にもなるにはなったけれど超絶気まぐれな彼と予定を立てるのは難しく、会わないままあっという間に時間がすぎてしまった。
再会の日は私の誕生日。
誕生日の3日くらい前にメッセージが来て『一緒にお祝いしよう!』とのことだった。
一番仲良く遊んでた時期でさえ誕生日祝ってくれなかったのに、しばらく離れていたのに、私の誕生日を覚えていてくれたのが嬉しかった。
遂に再会するのも嬉しかった。
同時に久しぶりすぎてちょっと緊張してきた。
当日の予定は、共通の友だちも含めて公園でピクニック。
大きな公園で、ミニゴルフやテニスもできるから1日遊べるところ。
朝から快晴で良い1日になる気がしてた。
お昼前、公園の入り口で待ち合わせ。
時間をしっかり守る日本人の私と大抵遅れてくるラティーノの彼。
私がいつもの通り入口で待っていると、10分遅れて彼が自転車でやってきた。
ブレスレットをくれた日から約2年ぶり、本当に嬉しかった。
私の3メートル手前で自転車を跳びおりて走って駆け寄ってきた。
そしてその勢いで熱烈なハグ。
彼「誕生日おめでとう!久しぶり!会いたかった!」
私「ありがとう!変わってないね^^私も会いたかった!」
共通の友だちも周りにいるなかで、2分くらいハグしたまま喋ってたかもしれない。
親友との再会は本当に嬉しかった。
その日は、会えなかった2年の時間を埋めつつ、彼が用意してくれたケーキで私の誕生日を祝ってもらいつつ楽しい一日を過ごした。
この日のおかげで私たちは再び大親友に戻り、頻繁に連絡を取り始め、仕事の休みが合えばランチしたりショッピングしたりするようになった。
つづく。