【オープンリレーションシップ】彼との馴れ初め①【彼と私の話】
オープンリレーションシップを始めて、私はラティーノの彼と付き合うことになった。
彼と出会ったのはもう5年以上前の話。
夫との結婚を機にスウェーデン移住して右も左もわからない状態の私が、スウェーデン語を学ぶために行った語学学校で出会った。
当時彼も私と同じ状態、スウェーデンに移住したばかりで現地の言葉もわからなければ知り合いもほとんどいなかった。
ちなみにスウェーデンにはサンボビザというものがあって、結婚していなくても恋人同士であれば移住するビザが取れる。
彼は結婚していなかったけど、彼女がスウェーデン人だったのでそのサンボビザでスウェーデンに来ていた。
語学学校で私たちは偶然同じクラスになり毎日一緒にスウェーデン語を学ぶことになった。
クラスメイトは約15名。
そこまで大きくもないクラスの中で私は彼の存在を認識してはいたけれど、いつも座っている席が離れていたし、グループワークの時も一緒になることがなかったから最初の数週間は挨拶すらしたことがなかった。
もう1度言うけど当時の私は移住したばかりで、スウェーデン語なんて「こんにちは」と「ありがとう」くらいしか知らないし、英語は学生の時に勉強しとけば良かったと心の底から後悔するほど話せなかった。
そして国際結婚したくせにガイコクジンコワイ状態だし超絶人見知りだしで隣の席のクラスメイトとコミュニケーション取るだけで必死。
遠くに座ってるラティーノと話そうなんて考える余裕が全くなかった。
彼も彼で英語が苦手だったようで、そもそも私たちにはコミュニケーション手段がジェスチャーくらいしかなかった。
明るくて陽気な彼だけどさすがにジェスチャーだけで私に挑んで来ることはなく、目を合わせることすらないまま数週間が過ぎていった。
つづく。