夫と彼と私の話

オープンリレーションシップ・国際結婚・国際恋愛 in Sweden

【オープンリレーションシップ】始まり③【夫と私の話】

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愛し合ってる夫婦の間での夫婦生活が減るとどうなるか。

答えは仲良し老夫婦の様になる。

 

私と夫はもともと穏やかな性格で、国籍も人種も違うのに付き合い始めの頃から周りに「2人は似てる」「安定してる」と言われ続けてきた。

長く一緒にいるとその安定がより強固なものとなり、わざわざ体で愛を確認し合わなくともお互いの気持ちが手に取る様にわかってくる。

セックスレスではないけれど、基本的には適度なスキンシップで十分という感じ。

 

そんな折に私たちが見たのが米ドラマ「FRIENDS」。

私たちはこのドラマが大好きで、家で適当に時間を過ごす時にはほぼ必ず「FRIENDS」をBGM的な感じで再生している。

10シーズンまである内容もセリフも覚えてしまっているくらいもう何十回も見ているこのドラマ。

ある日夫と一緒に見ていたらある1話が私たちの胸に刺さった。

大親友で恋人のチャンドラーと結婚を控えたモニカが「結婚したらもう初デートも初キスも初エッチもできない!」と慌てふためく姿が面白おかしく描かれてた回。

チャンドラーは“初めて”よりもモニカとのこれからが楽しみだと言って2人はハッピーになるんだけど、私はすっかりモニカに共感してしまった。

 

私「私たちももう初めてがないね」

 

夫「そうだね。新しい人とデートでもしたいの?」

 

この会話がきっかけで、オープンリレーションシップを考え始めるようになった。

当時”オープンリレーションシップ”という言葉自体は知らなかったものの、夫とは別にパートナーがいたらどうだろう、とかぼんやりと考えてしまっていた。

夫とは別れたくはなかったし、傷つけるようなこともしたくなかったので不倫を考えたことは一度もなかった。

結婚関係を続けながら外にパートナーがいる、しかもみんなこの関係に合意していてみんなハッピーな状況なんてこの世界に存在するんだろうかと思っていた。

あるんだなーこれが。

名前までついていて実際にやっている人がこの世にはたくさんいるみたい。

ただ一度足を踏み込んだらもう今の生活には戻れない世界。

きっと良い事だけではない。

よく考えて決断しなければならない、そう思った。

 

 

つづく。